「朗読系」美少女VTuber「依ノ宮アリサ」爆誕! 小学館「ちゃお」がプロデュースするVTuberってどんな子!?

2019年12月19日に少女漫画雑誌「ちゃお」のYouTubeチャンネルからVtuberがデビューしました。
名前は「依ノ宮アリサ」さん。ピンクのワンピースに水色掛かったフリルのエプロン、頭にはピンクと水色が合わさったリボンのカチューシャ、ピンクグレーの髪にアホ毛で瞳はピンク色。童話のアリスを思わせるような外見の13歳で、誕生日は5月4日のおうし座です。

背景の部屋の様子もぬいぐるみやピンクと青の家具でとてもメルヘンになっています。格好もそうですが、彼女が憧れている小学館ジュニア文庫の「華麗なる探偵アリス&ペンギン」の主人公アリスに憧れて外見も内装もメルヘンチックなのだと予想されます。

 

ありささんは霊感少女!?
怖い話やイラスト、小説に興味あり

彼女が動画を投稿した理由は動画でも語られている通り、小さい頃から置いてある物が勝手に動く、ドアが勝手に開く、自分の名前を呼ばれたのに誰もいない……。という不思議な体験を投稿したら有名になれると友人に勧められたためVtuberとしてデビューしました。ホラー体験だけではなく、活動は絵を描いたり、好きな本を紹介したり、歌ってみたもチャレンジしたいと言っています。

好きな本については「華麗なる探偵アリス&ペンギン」の朗読を行っていたので、これから紹介する本も、アリサさんが朗読してくれる可能性は高いです。とても聞きやすいようにハキハキとだけれどもゆったりと聞きやすいスピードで朗読してくれるので、とても素敵なコーナーでした。本について興味が出る、適度な量の紹介なのでネタバレもせずに楽しむことができます。

怖い話をやって欲しいという友人からの要望があるようで、動画は怖い話が主体となりそうです。自己紹介のタイトルにも「【怖い話/心霊/都市伝説】」と表記されているので、自身のことや有名な怖い話をしてくれそうです。

ホラー体験をするとのことで動画の最後には謎のノイズが入り所々に、暗い書斎のような場所で目が赤く光っているアリサさんらしき人が見えます。自己紹介の時の元気さはなく、静かに佇んでいる様子が不気味さを醸し出しています。この彼女はアリサさんなのでしょうか。アリサさんが言っていた自分自身に降りかかる不思議な体験と関連しているのでしょうか。とても興味深い動画の閉めとなっていました。

12月26日にアップされた動画では小学館ジュニア文庫「1話3分 こわい家、あります。 くらやみくんのブラックリスト」を朗読していました。「【立体音響/ASMR】」とタイトルにある通り、怖い話の登場人物に合わせて右と左に人物の話声が聞こえるようになっています。このおかげで臨場感のある朗読になっていました。朗読系は立体音響で続いていくのではないかと予想されます。

 

 「ちゃお」ってどんな雑誌?

「ちゃお」は1977年に始めて小学館が発行しました。ジャンルは少女漫画雑誌です。作品は過去作品も含めると「極上!!めちゃモテ委員長」「こっちむいて!みい子」「きらりん☆レボリューション」「Dr.リンにきいてみて!」など人気の作品が連載されています。一般社団法人 日本雑誌協会のデータによると2019年7月~9月の少女雑誌の売り上げは「ちゃお」がトップです。

そして「ちゃお」ではホラー系専門の「ちゃおデラックスホラー」という漫画誌もあります。漫画の種類にも「ちゃおホラーコミックス」という分類があり、累計180万部の「ショコラの魔法」シリーズ、2017年にはノベライズ化もされた「人間回収車」など人気作品があります。これを見るとホラーが女子小学生にも人気だということがわかります。

ちゃお公式サイト「ちゃおランド」

ジャンルは『ホラー』!
漫画と小説の両方で視聴者獲得を目指す!?

アリサさんが「華麗なる探偵アリス&ペンギン」のアリスに憧れている理由ですが、考えられるのはアリサさんのキャラクターデザインが「華麗なる探偵アリス&ペンギン」と同じ、あるや先生だからではないかと考えられます(イラストは上倉エク先生)。漫画だけではなく、小説にも興味を持ってもらうために朗読を始めたのではないでしょうか。そして読者世代が同じで話題度の大きい「ホラー」カテゴリで勝負した可能性があります。

「ホラー」ジャンルで勝負するとは言っても、他のジャンルでも様々な活動をしていくようなので今後の展開が楽しみです。個人的に今回のアリサさんの紹介動画もキャラクターデザインも大人にも通用するクオリティだったので、これからも追い続けたいと思いました。

小学館がなぜこのタイミングで
VTuberなのか!?

そして気になるのは、有名出版社の小学館がなぜこの時期にVtuberを登場させたのかということです。
これは活動に必要な機材の調達、声の調節などの下準備、Vtuber界は収縮しないかどうかを企業目線で見ていたからだと思われます。
機材は2回目の動画で立体音響朗読でも分かる通り、収録にもこだわりがあるのでそこからも時間をかけていた理由が分かります。
またキャラクターデザインも視聴者の親世代にも通用するようなデザインにしたかったためではないでしょうか。

以下、ニュースリリースより

■実施時期
2019年12月26日(木)から毎週木曜日17時に、
小学館ジュニア文庫「1話3分 こわい家、あります。~くらやみくんのブラックリスト~」
を1話ずつ朗読します(全24話)。


■「ジュニア文庫」概要
2009年から刊行が始まった小学校高学年~中学生の女子を主にターゲットとしたジュニア小説レーベル。2019年で10周年を迎え、映画・アニメノベライズのほか、オリジナル作品にも展開中。
【HP】
https://juniorbunko.jp/
【Twitter】
@junior_bunko
https://twitter.com/junior_bunko

 
■「ちゃお」概要
恋・おしゃれ・楽しいまんが・豪華ふろく・最新ホビ-情報が満載の、発行部数No.1少女まんが誌(紀伊國屋書店、TSUTAYA BOOKS、文教堂調べ。50万部発行)。毎月3日ごろ発売。『12歳。』『極上!!めちゃモテ委員長』『きらりん☆レボリューション』『ミルモでポン!』等、アニメ化もされた大ヒット作品を次々と世に送り出し、今も常に小学生のハートをつかむまんが作品を届けている。毎月の豪華ふろくもTV等各メディアで話題を呼んでいる。小学館・刊

▼詳しくはこちらのサイトをチェック!
☆ちゃお公式サイト「ちゃおランド」:
http://www.ciao.shogakukan.co.jp/

■「ちゃおチャンネル」について
毎週3回(時にはもっと!)新作更新中!! 「ちゃお」のアニメとおもしろ動画集

「ちゃおチャンネル」
https://www.youtube.com/user/ciaolandTV